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あなどるなかれ PART1
IELTS 攻略法 - SPEAKING
IELTSのスピーキングテストPART1で気をつけなくてはいけない事、役立つ攻略法をご紹介します。
英語がそれほど堪能じゃなくても、Speaking Part1に関しては、「自分の事を話す」というテーマなのである程度事前に考えておけるし、点数が取りやすいと言われています。逆を言えば、ココでは確実に点を取っとかないといけません。

正直、Speakingに関してはそんなに心配のなかった私、ましてや自分の事を話すだけのPart1なんて楽勝だと思っていました。が、意外にコレが厄介で。

質問自体は至って簡単。シンプル。

家族の事、地元(出身地)の事、仕事や学校の事、趣味、休みの日の過ごし方、など。要は求められる事は全て、speak about yourselfという事です。

しかし、それを「3分話す」となると案外難しいのです。普段改めてそんな会話、してないもの。
というわけでそれなりに、話すネタが必要となってくるのです。

Markから「Tell me about your family.」とか言われる度にこわばってました。Part1の質問になると、それまで普通に話していたテンションもスピードもガクンと落ちてしまい、たかがFamilyについて語れない。何だそりゃ?と思うけど、実際そうデシタ。

あまりにも甘く見すぎて、逆に強まる苦手意識。

そんなのMarkにはお見通しで、いつもレッスンでは私の弱点を「Speaking Part1」と言っては笑っていました。正直私はPart2やPart3より、Part1にてこずったわけです。
恥ずかしいけど、事実。

そんなSpeaking Part1の攻略法として、私が学んだいくつかのポイントをご説明します。


キーワードから会話を広げていく!

初めの頃、レッスンで「Please tell me about your home town.」と聞かれて、必死で答えながらもすぐに完全に止まってしまう、という事がしばしばありました。「私のhometownは○○という町で・・・・・・うぅ・・・・・」みたいな。

我が生まれ育った町を語れないこの惨めさ。情けなさ。

要するに、自分の家族の事、地元の事なんかを「人に話すネタ」として日頃捉えていないので、いざ話そうとすると言葉が出ないわけです。英語力の問題ではなく、話すネタのあるなしにかかってくるのです。

Markに言われていた事は、どんなに簡単な質問をされても、ただ話し続けるのではなく、聞かれた事に対して、What、How、When、Where、How often、How much…..を考えて答えるという事。具体的には、質問の答えになるキーワードに対し、What、How、When・・・という疑問詞を使って広げていきます。頭の中で連想ゲームをする感じ。

例えば、「先週末何をしましたか?」がお題で、答え(キーワード)が「友達とBBQをした」だったとすると、こんな図を書く事になります。


Speaking Diagram1
見てお分かりの通り、話すべき言葉や文章は「大学のクラスメート」とか「楽しかった」とか「土曜日に」とか、ごく簡単なものばかり。その簡単な言葉や文章をうまくつなぎ合わせて「友達とBBQをした」というシンプルな答えを広げていく事ができればそれでパーフェクト。なのです。

無理して難しい単語や表現を使おうとなんて思う必要はありません。

このお題であれば、「先週は友達と湘南の海でBBQを楽しみました。全員で10人のメンバーだったんだけど、その友達っていうのは大学時代のクラスメートで、毎年必ず一度は全員で集まってます。この間はその中の1人の誕生日だったのでそのお祝いを兼ねてみんなでBBQパーティをしました。土曜日のお昼くらいに始めたんだけどとても盛り上がって夜10時くらいまで一緒にいました。湘南の海へは車で行ったんだけど、あそこは学生時代にそのメンバーでよく遊んだ馴染みの場所で、今でもあそこに行く度に学生時代を思い出します。」
・・・みたいな感じで、「先週何をやっていたか」という質問を広げられればいいわけです。要は、限られた時間で単純なネタを「広げる」事によって、「会話のおもしろさ」を増させる、という事が重要です。

「簡単な事をある程度の時間、おもしろく話す」練習ために、Markは度々「Tell me about flowers」とか「tell me about books」とか、そんなクイズのような質問を空いた時間に出していました。そんな簡単なもの、いくらでも話せるゼ、と思うのは束の間、簡単なテーマであるほどいざ話そうとすると何からどう話していいのか分からなくなるもの。そんな時、頭の中で上のような展開図をさくっと書けるようになると、簡単に、つまらないテーマをそれなりに面白い会話に変えられるようになります。

あくまで「会話」!

Speakingだって勿論立派なテストですが、他のセクションと違って、ここはマンツーマンの会話である事を忘れるべからず。機械に向かって一方的に話してるわけじゃありません。血の通った1人の人間が、アナタの話を聞いているのデス。

ゆえに、『先週末した事』という質問にあまりにもとらわれ過ぎて、箇条書き状態で

I got up at 7 am on Saturday and met one of my friends, and we went to a cinema. I also had dinner with my parents at a local restaurant on Sunday and……

なんて話すのはもっての外。会話とは、相手がいて、その相手に楽しんでもらう為のものです。

家族の事を聞かれて、My father works for an American company in Tokyo. He is 50 years old. My mother is a household wife. She is 48. My brother is…. なんてのもも同じく悪い例。

決して記憶力を試されているわけじゃない。事実の報告でもない。

言ってしまえば、試験官はアナタが先週を何をしてたか、アナタの家族がどんな人で何をやっているか、なんてさらさら興味はないわけで。試されてるのは会話力。英語を使っていかに自然に人と『会話』ができるか、というのが最大のポイント。

友達と話していて、「昨日何してた?」って聞かれた場合を想像してみましょう。「6時には○○をやって、7時から9時まで××して、10時には△△・・・」なんて会話はしないですよね。「昨日○○行ってさ、そこに××があったから△△したんだけど、△△って結構面白いのね・・・」みたいな。それが誰かとの会話のパーツになるという事です。

だから、きちんと質問に答える事は大事だけど、喋ってるうちに当初の質問から離れてしまっても問題はありません。むしろ、会話とはそういうもの。つまり、また前の例に戻れば、「先週末BBQしたんだよねー」と会話を始めても、最後には「湘南の海はいつも学生時代を思い出させるんだよ」って話になってたっていいわけです。

真実である必要なんてナイ!

もうひとつ大事なポイントは、『話す内容が真実である必要なナイ』という事。

上の例で言えば、そもそも先週BBQなんてしてなくても良いわけです。仮に本当にBBQをしてたとしても、その他の情報は適当に考えた、でもいいし、すべてがすべて捏造、でもいいのです。

最もよろしくないパターンは、先週は家でごろごろしていてどこにも行ってなかったとして、『What did you do last weekend?』と聞かれた時に『I didn’t do anything special.』とか言ってしまう事。確かにそこにウソはないけど、それは会話として成立しないわけで。

繰り返しになるが、テストとは言え、これは立派なconversationであり、自分も相手もそれを「楽しむ」事が一番大事だ、とMarkも常々言っていました。わざわざ笑えるようなネタを捏造する必要はありません。でも、真実にこだわって会話をつまらないものにしてしまう必要も、ないという事ですね。

ただ、私は、「根も葉もナイ事を楽しそうに話す」というのは、それはそれで難しい気がしました。やっぱり自分の知ってる事、自分がやった事、思った事、なんかを話すのが一番楽で簡単。なので、基本的には少なくともこのPart1では事実に基づいた内容をいつもアタマの中にinputしてたんだけど、それでも、必ずしも事実を話さなくてもいいんだって理解している事で、flexibleに話ができるようになると思います。この柔軟性があると、何か聞かれて「う・・・」となる事が減ってきます。ある程度ネタさえアタマの中にストックしておけば、そしてちょっと偽りが入ってしまってもいいならば、えいっ!と話し始める事ができるもの。

記憶したらダメ!

こういうシンプルな事を話す事が思いの外厄介事だった私は、このSpeaking Part1対策として、

・ Family
・ Home town
・ Study/College
・ Hobby
・ Favorite Food


くらいに関しては、3分程度は余裕で話せるネタを常に考え、ワードに書いていました。こういう事って、自分ではわかりきってる事だから、わざわざ文字や言葉にする機会など普段ないから、ちゃんと文字にするのが大事かも。

で、ここで大事なのは、決して書いた文を記憶しようと思わない事。記憶したものを喋るとすぐにバレます。しかも、忘れた時にパニックに陥って大惨事になってしまいます。この事を聞かれたらこのへんを答えていこうっていうアイディアだけは持っておくようにするのがポイント。

例えばHome townについて私がワードに書いていたネタを図にするとこんな感じです。

Speaking Diagram2
切り出すキーワードを頭に入れておけば、会話が自ずと広がっていくものです。Home townであればコレとコレとコレ、Familyであればコレとコレとコレ、そんな風に単語やキーワードだけを決めておけば、文章を記憶などせずともそれなりに話は続くもので、その方がよっぽど自然な会話になります。

定期的にネイティブと話す時間を持つ!

アイエルツ対策だけに限りませんが、英語力、特にスピーキング力を高める為にはやはり、ネイティブと話す習慣をつける事が大切です。

ネイティブと話すと、いかに自分のスピーキング力が乏しいものかをまざまざと認識させられて、自信がなくなっていく時もありますが、それでも、「定期的に話す」という事でそういう自信のなさも乗り越えられるものです。

ライティングであれば、もしかしたら試験2週間から詰め込んでポイントを抑え、試験で効果を発揮する、という事がないわけではないかも知れません。(決しておススメできる勉強法ではありませんし、少なくともアイエルツのライティング試験に関しては、全くの初心者がこの方法で高スコアを取れる可能性は極めて低いと思いますが、英語力、論理力ともに優れている人であればこれでも成功するかもしれません。)

しかし、スピーキングに関しては、試験直前にいきなり喋る練習をし始めても、2週間で飛躍的な効果は期待できません。大切なのは、数ヶ月という短期間であってもコンスタントに続ける事。そういう意味で、必ずしもアイエルツの試験対策、といった形ではなくても、日頃から週1回は外国人の先生と英会話をしていますという人であれば、いざこうした試験を受ける時に日頃の成果が出てくるセクションだと思います。質問の傾向や答え方のポイントなどは短時間で集中的に学べますが、外国人と喋るという事、外国人との会話のスタイル、スピード感やニュアンス、そういう抽象的に体で覚えるものに関しては継続的な実践あるのみ。特に外国人は日本人よりも「会話」の意味を深く考えます。ちょっとした会話の中でも、一方的に喋る事、相手の話を聞くばかりである事、質問し続ける事、自分の質問に適切に答えない事、そういったひとつひとつを「会話が成立しない状況」としてとても厳しく判断し、「そういう人と話したくない」という主張をはっきりします。日本で英語を教える外国人に「どういう生徒が教えにくい?」と聞くと、「会話が成立しない人」と返ってくる事が多いです。外国人と会話が成立しない、と聞くと、英語を話すのが苦手な人、と考えがちですが、彼らが言う「会話が成立しない人」とは、上記のような状況になる人の事を指しています。面白い事に、そこには英語力のレベルは一切関係しません。英語が堪能であっても、外国人の目から見て「会話が成立しない」人、が日本には多いようです。

会話において彼らがどういうものを望み、評価するのか、そういう形にならないものを体で覚えるには、実際に彼らと話す機会を増やす事。これに尽きると思います。外国人と会ってもごく普通の会話をしているだけ、と思っている人もいるかもしれませんが、頻繁に彼らと会話をしている事で体が覚えている力は間違いなくスピーキングテストで発揮されるはずです。何を話しているか、ではなく、会話ができているか。この点は日本人にとって見逃せない重要なポイントです。


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